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2007年2月10日 (土)

【雑誌】アイルランド キム・ジンマン監督のインタビュー!

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  里子をモチ-フに自分探しの旅を描く

師走のソウル、MBC放送曲内にあるキム監督の
作業室に入ると、真っ先に、作業の上に乗った
ソ・ジソプ表紙の「もっ韓」が目に飛び込んだ。
どこから舞い込んだものなのか。
監督との出会いは、そんな不思議な偶然から始まった。
パラパラと本をめくった監督は、ペ・ドゥナのインタビュ-
ペ-ジで手を留め、「この子が一番好きなんですよ」という。
1時間あまり話を聞いた後、イン・ジュオク作家とよく行った
とゆうカフェに席を移した。「アイルランド」の誕生作業が
行われたカフェで、誕生秘話と撮影にまつわるエピソ-ドを
4時間あまりかけて聞いた。

イン・ジュオク作家と出会ったきっかけは?

「威風堂々な彼女」を終えた後「バリでの出来事」
(04年SBS)のイ・ソンミ、キム・ギホ作家と次回作の
準備していましたが、それが流れてしまいました。
物語やキャラクタ-を作るのは子供を生むようなもので、
演出家と脚本家の呼吸が何より大事です。
ところがそのために費やすはずの半年間がムダ
になってしまい、途方にくれていました。
そんな時にイン・ジュオク作家に会いました。
「勝手にしやがれ」(02年MBC)には興味深く見ていたし、
その演出をしたパク・ソンス監督とも親しい間柄に
あったので、彼に紹介してもらったのです。
会った当日に意気投合するなど、
ドラマチックな出会いでした。

-イン作家はどんな方ですか。

「勝手にしやがれ」や「アイルランド」でイ・ナヨンが
演じたキャラクタ-はイン作家の生き写しです。
服の着方やしぐさなんかも似ていて、ちょっと変わった方
です。(笑)。イン作家の特徴は、反骨精神にあると思います。
僕は、既得権に甘んじる方ですが、イン作家はかなりリベラル
です。それで放送局のデスクからは否定的に見られたんです。

-「アイルランド」の企画が生まれたきっかけは?

2人で話を進めていた時です。イン作家は、
”精神の病んだ女を見守る男の物語”を作りたいと言って
ました。そこから肉付けし始めましたが、当時二人で見た
あるドキュメンタリ-番組がありました。
アメリカに里子に出され青年が親探しをしたところ、
死刑囚から返事が来て、面会してやりとりをした後に
親子鑑定をするんです。しかし、結果は親子ではありません
でした。青年は悩んだ後、その死刑囚に会いに行き、
死刑囚が見せてくれた写真を見ながら泣きます。
「ほら、僕はあなたにそっくりでしょう」と。その青年は、
死刑囚を父親としてすでに受け入れていたので、
そこで親探しをやめてしまったんです。
それを見て、人間にとって家族とは何かを考えさせられ
ました。里子に出され子は”孤島”です。
ある島は引き潮によってすぐに横との関係性がはっきり
しますが、里子に出された子である”孤島”はどんなに
潮が引いても自分が孤独なのを認めざるを得ません。
そういう”孤独な人物と””精神の病んだ女”を結び
つけてヒロイン、ジュンアが生まれてたんです。

-それでタイトルが「アイルランド」(韓国語では
「島(アイルランド)」と国名の「アイルランド」が同じ発音)なんですね?

そうです。1つは舞台の「アイルランド」ともう1つは
島(アイルランド)です。人間一人一人は皆、孤島です。
だからこそ陸地を渇望し互いに近づこうとしますが、
くっつくとまた離れたくなります。自己の内面の旅。
内面同士の出会い。そういう人間の本質に問い掛けたい
と思ってました。愛や家族を素材にしたドラマでは
人間の関係がまず先にありますが、このドラマでは
個人アイデンディティ-から始まっています。ドラマには
あまり適さない、哲学的なモチ-フを土台にしていた
わけです。

ジュンアを軸に3人のキャラクタ-誕生

-各登場人物はどのように誕生しましたか?

まずは、飛び石のように登場人物ポイントだけを
考えました。完璧な橋ではなく、川を渡るのを落ちない
程度に(笑)。残りは放送中キャストを見ながら執筆
していきました。当初主軸に考えていた
”精神の病んだ女を見守る男”グクともいえますが、
このドラマの主人公はジュンアとジュボクです。
ジュボクは妹ジュンアを失くした傷を抱えており、
社会のはみ出し者でした。またその精神の病んだ女
が”影”なら”陽”に相当する人物が必要でした。
ジュンアが精神世界に傾倒した人物なら、対する
ツヨンは肉体を強調したポルノ女優に設定しました。
またカン・グクは、孤児で、境遇でいえばジュンアと
同じですが、二人は正反対に育ちました。
ジュンアは愛情欠乏症で自閉の方向に進んで行き、
グクは幼いうちに人生哲学を悟り、むしろ傷ついて
いる人を助けてあげたり、包みこんであげられる
人物となりました。”1人の女性を守り続ける男”
という意味で、職業もボディガ-ドにしたんです。
本当は職業としてのボディガ-ドの世界も描き
たかったんですが、そのための取材をする時間
がなくて・・・・。その後、大統領官邸の
ボディガ-ドドラマの(「めちゃ大好き!」)
を撮りましたが(笑)。
このようにすべてがジュンアから派生した人物で、
それらをパズルのように組み合わせていったんです。

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-ジュンアとジュボクが主人公でしたが、視聴者の
間ではグクとツヨンが人気を集めました。

ハハハ。その事で作家とよくぶつかりました。
ジュンアとジュボクの愛はあなたの考えた通り抽象的
で難解でもいい。しかし、物語のバランスを考えて
グクとツヨンはもっと現実的にいこう、と。
それでグクとツヨンによりファンがついたようです。
ツヨンの映画にキム・ギドク監督のような映画監督を
登場させるなど、さまざまな仕掛けを入れましたが、
殺人的なスケジュ-ルのために描き切れないことが
たくさんありました。ドラマが終わるころには
悔しさどころではなく、絶望的な気分でしたよ(笑)

-描き切れなかった部分とは?

たくさんありますが、その1つはジュンアとジュボク
の関係です。2人の関係はミステリ-で終わりました
が、それは僕らが考えていた設定を視聴者に伝え
なかったからです。2人を兄弟のように見せながら
実は違うとするのは視聴者からすれば詐欺であり
愚弄です。なのでどう描くかを悩みました。
その結果その部分には触れずにあいまいに終わらせたん
です。僕らが決めた設定には2人は兄弟でありません
でした。と、いうのは里子に出した妹なんて存在
しなかったからです。ジュボクの母が捜していた娘は、
里子に出される直前に事故で死んでしまいました。
現実を受け入れられなかったジュボクの母は、その
記憶を消して生きていたのです。そんな母を思う
ジュボクは「何言ってるんだ。
ジュンアは死んだだろ」とは言えなかったのです。

「ごめん、愛してる」は大衆版「アイルランド」

-キャステングについて聞かせて下さい。

言葉では言い尽くせないくらいに苦労しました。
最近ではマネジメント会社の発言権が大きくなり、
いろいろ条件を付けられることが多く、主人公が
イ・ナヨンに決まるまで、残りの登場人物は流動的
でした。ジュンアはもともとナヨンを想定していま
したが、残りのキャストは想定していた
人物とはまったく違う人になりました。
昨日当時のファイルを久しぶりに開いて見ましたが、
「お前は本当にがんばった」と自分を慰めたくなりました。
それほどキャステングリストがコロコロ変わったのです。
しかし韓国ドラマは生きている有機体のようなもので、
放送中のさまざまな作用で設定が変わります。
川を渡るのに落ちない程度に飛び石を置いただけで
ドラマがスタ-トし、放送中に台本を書き進めるので、
キャストによってキャラクタ-が変わってしまうのです。
なので、振り返ってみれば「この役者でなければ
演じられなかった」
となり、キャステングには大変満足しています。

-イ・ナヨンさんのキャスティングはスム-ズ
 だったのでは?

それが違うんです。ナヨンは、「勝手にしやがれ」の
時からイン作家と一緒に仕事をしていたので、作家
とは厚い信頼関係で結ばれていました。そこで暗黙の
了解で出演が決まっていたのですが、彼女の所属事務所
に反対されたのです。まあ、それも当然だったのかも
しれませんが(笑)キャスティングできないように
ナヨンをアメリカに逃がしたり、ということさえあった
のです。思いもよらぬ展開に作家の面目も立たず、
申し訳なく思っていました。しかしいつまでもしがみ
ついても仕方ないので「あきらめる」と伝えたら、彼女
が戻ってきたのです(笑)。すると初対面ながら10分
で意気投合し、「衣装はどうしよう」という話に
まで発展していきました(笑)。

-では撮影も順調だったんですね?

ところが、中盤に差し掛かったころ、ナヨンにも
ジュンアが手に余るように思えてきたようでした。
主人公のジュンアよりグクとツヨンにスポットライト
が向けられたことにも不満があったようです。
撮影中は、僕らは緊張関係にありました。精神の病んだ
ヒロインは、今の韓国の視聴者には受け入れにくいと
思ったので、僕は少しジュンアをもう少し軽く描きた
かったんです。しかし、作家はジュンアに入れ込んで
いたので、明るく描くことにかっとうを感じていて・・・。
またナヨンは、エンタ-ティナ-として、自分がマイナス
のイメ-ジで固まるのを恐れていました。
「徐々に普通になると言ったのに、いつまでも病んだ
ままじゃないですか!!」と不満をこぼしていました(笑)。

-ジャボク役のキム・ミンジュンさんは?

「チェオクの剣」〈03年MBC)で彗星のように現れた新人
でした。僕はもともと新人俳優が好きでよく
使いますが、ミンジュンのキャスティングには憂慮の
声が大きかったのも事実です。ミンジュン本人も演技
に自信がなかったようだし、前半では発声も演技
も決してうまいとはいえませんでした。
しかしミンジュンは、後半で見事に挽回して
くれました。足をケガして入院した場面では彼の
意外な吸引力に驚かされたし、ジュボクは僕が
一番熱を入れたキャラクタ-でもあります。
彼のいいところはテクニックで演じないところです。
だからある時は0点ですが、ある時は100点
を出します。

-演技が安定して平均点が出ないと演出では大変では?

一般的な主演俳優は、常に70.80点を出せますが
満点はほとんどありません。僕はリアルな感情表現を
重視しています。単に涙を流すだけなら目薬で間に合う
かもしれませんが、僕は悲しい感情をそのものを役者に
もとめるのです。なのでテクニックのある役者より、
自分の感情を素直に表現できる新人のほうが好きなんです。
また当初ジュボクはシニカルな性格に設定していましたが、
彼が演じることで温かい人物になり、事故でケガして
”聖人”として生きる設定に変わってしまいました(笑)。

-ではシニカルなジュボクは誰がモデルなんですか。

当初は、ソ・ジソプさんがやるはずになっていました。
しかし、ジュンアがなかなか決まらないので彼は
降板してしまい、その後はチャン・ヒョク・・・。
とにかくう余曲折ありました。ソ・ジソプ主演の
「ごめん、愛している」のイ・ギョンヒ作家とは10年来
の仲ですが、イ作家は僕らのドラマのモチ-フに大変
興味を示していたので、シノプシスや資料をいろいろ
分けてあげました。「ごめん、愛してる」のイ・ヒョンミン
監督とイ・ギュンヒ作家は「アイルランド」の大ファン
だったのです。そこで「アイルランド」の問題点を補完した、
いわゆる大衆版「アイルランド」が「ごめん、愛してる」
なのです。

  2005103037

   ボディ-ガ-ドのグク役にはカン・ドンウォンを想定

-新人だったヒョンビンさんのキャスティングは冒険
 だったと思いますが。

「威風堂々な彼女」のときも新人オ-ディションで
カン・ドンウォンをキャスティングしたし、「アイルランド」
でもグクは新人でいこうと思ってました。しかし、当時の
ヒョンビンはシットコムに出ただけで、グクは大役過ぎる
と思われていました。またグクは男性準主役でもあり一歩
間違えば主人公にも映ったので、演じたがる役者は大勢
いました。ミンジュンもグクを演じたがっていましたから(笑)
また僕としては、ドンウォンにやらせたいと思っていました。
グクを演じた人がスタ-になるだろうと分っていたからです。

-主人公ではなく準主役が、ですか?

なぜならグクは韓国の視聴者の間でもっとも人気の高い
キャラクタ-、「砂時計」でイ・ジョンジェが演じた
”何があっても女性を守り続けるタイプの男”だったからです。
ところがドンウォンは主人公のジュンボクをやりたがり
ました。当時のドンウォンは、俳優としてこれからという
時だったので、主人公にこだわり、脚本を見る目も十分で
なかったようです。そこで彼は「マジック」(04年SBS)
を選びました。いろいろありましたが、最終的にグク役
はヒョンビンに決まりました。垢の付いていない、
演技のテクニックも何も知らない役者だったからです。
前半では演技に不安もありましたが、やらせてみると
キャラクタ-にとても合っていました。
女性を包み込む一方で、女性の母性本能をくすぐる
キャラクタ-だったからです。
それで女性ファンもできました。

-男性二人が柔道をする場面がありましたが、もともと
 柔道はできたんですか?

実はミンジュンは柔道3段で選手だったこともあるそう
です。一方、ヒョンビンはまったくできませんでした。
そこで撮影の前はミンジュンがヒョンビンに教えていました。
柔道は投げられる側にテクニックが必要なのです。

-キムミンジュンさんのキャステングには彼女が子役出身
 であることに関係ありますか?

(うなずきながら)深く関係があります。ツヨン役にも
多くの人の名前が挙がっていました。申し訳ない話ですが、
返事をするまで3ヶ月も彼女を待たせてしまいました。
即断できなかった理由は、4人の中で一番演技が安定
してはいましたが、テクニックで演じる役者だったからです。
最終的に彼女に決めたのは、彼女が子役出身だったからと
ポルノ女優役であったからです。ツヨンの部屋にあった写真
やトロフィ-など全て本物です。そこで、「君の演技の型を
完全に崩壊させたい。ツヨンは君自身のことでもある」と
説明しました。実際韓国子役出身の役者の中には、家計を支え
ている人が少なくありません。ですから視聴者も「これって
キム、ミンジョン物語?」と感じたのです。

またキャスティングする時は、演技力やスタ-性の他に
登場人物間のバランスを重視します。「威風堂々な彼女」
のペイ・ドゥナは魅力的ですが、美人というわけでは
ありません。そこでカン・ドンウォンのような美男子や
シン・ソンウのマッチョな男くさいキャラクタ-が
必要だったように、「アイルランド」でもツヨンは
ポルノ女優とはいえ、あまり肉体にボリュ-ム感のある人
ではかえってバランスが悪いと思いました。
そこで小柄な彼女を選び、日常生活では、むしろ、
シンプルな衣装を着せたのです。1.2話では、
本人は相当混乱していました。まだ型のない新人の演技
にはあまり口を出しませんでしたが、ミンジュンには何度
もNGを出したからです。セリフを言うのもテクニックが
先に立ってしまうので、「感じたままに言いなさい、。
リラックスして」と言いましたがなかなかできず、しまい
には彼女がさじを投げていました。それを見てつかさず
「それだ!」と言ったのです(笑)。ヤケクソになったら
いいと言われたので、ぼうぜんとしていましたよ(笑)。

大衆受けはしなかったけど一部の人には意味のあるドラマ

-交差点が何度も登場しましたが。

あれは死にました(笑)。市庁舎前で大々的に撮影したのは
おそらく「アイルランド」が初めてでしょう。
僕はもともとソウル市内が好きで江南は嫌いなんです。
何の情緒もなく、お金の印象しかないからです。
車両を統制すには江南が適していましたがジュンアの帰国
に意味を与えたかったのでソウルを象徴する市庁前に
覚悟を決めて繰り出しました。ダメもとで警察に車両統制
を申請しましたが、もちろん通りませんでした(笑)。
交差点のシ-ンの撮影には結局1週間かかりました。
人波を映し出すフルショットは、夜10時、11時頃
撮り、残りのクロ-ズアップは車の少ない夜中に
明け方までかけて撮って。80メ-トルの大型クレ-ンに
乗り込みましたが、僕は高所恐怖症で・・・・。
片手にモニタ-を、もう一方の手でカメラマンの足を
がっちりつかんでいました(笑)。交差点の中央に
ジュンアとジュボクが立っていた場面のために、
とてつもない費用がかかりましたが、やはり一番
記憶に残っています。

-事故はなかったのですか?

2度めに事故が起きそうになりました。
市庁前のロケを成功させた後だったので、気が緩んだ
のでしょう。ジュボクがビルの窓拭きをする場面で、
ミンジュンは12階の窓に何時間もぶら下がって
いなければならず、本人は「平気、平気」と明るく
言っていましたが、降りてシャワ-を浴びている最中に
倒れたそうです。平衡感覚を保つためにずっと緊張
していたんでしょうね。

-漢江にジュンアが飛び込むシ-ンは?

漢江のシ-ンでは、練習中にナヨンが自分から転んで
しまい、セメントの堤防でひざをすりむいて
しまいました(笑)。なかなか直らなくて1ヶ月ほど
苦労していました。ナヨンは他の女優と違い、忍耐力
もあり、女性とは思えないほどの体力もあります。
よく聞いてみると、子供のころ陸上をしていたそうで
運動神経がいいんのです。
水中に沈む演技も頑張って演じてくれました。

-アイルランドにも行かれたのですか?

皆さん気がついていないみたいですが、
あれは済州島です。キャストの都合が合わなくて
アイルランドに行けなかったのです。8月の猛暑の
頃でした。茶畑の中央で撮影したので、日差しを避ける
場所もありません。サンダルはいていましたが、
日差しが強すぎて僕も足の甲をやけどしました。
しかもナヨンはアイルランド風の革の衣装を着せられて・・・。
スタッフが一番苦労したのが、この場面です。

-セリフが簡潔なユニ-クなのが印象に残りました。

視聴者に人気のあったセリフの1つは
「誰かが私の頭の中で家を建てているの」です。
哲学的にドラマのベ-スになっていたと思うのは
ジュンアのセリフ「塵のように生きたかった」です。
「私を除外した存在はすべて環境である」という
言葉がありますが、これに対して
「私を含む全てのものは宇宙だ」とも言います。
環境と宇宙の差は「私」にあります。
”私”は塵にすぎない存在であっても、”私”の
存在があって宇宙があるのです。
宇宙というと偉大な存在に思えますが、宇宙と
塵いうと取るに足らないものに思え、宇宙と塵とは
同じ存在です。このような人間に対する認識が、
作家と僕の共通項だったのです。

-ラストが難解だったように思います。

ラストはありません(笑)。「アイルランド」は、
誰かと誰かが結ばれる物語ではないので、ラストでは
ジュンアを基準に見せた4種類のアイランド(孤島)を
見せました。4人は一人の人間の異なる自我の側面でも
あり、ジュボクは”聖人”ツヨンは”欲望”
グクは”保守性”を表します。ジュンアは自分の存在を
悩んでいましたが、結局自分の中に宇宙があることに
気付き、やがて子供を産んで暮らしたでしょう。
ラストが示唆するところを見れば、グクとツヨンは
結ばれたかも知れません。しかし、ここまでくると、
ドラマというよりエッセ-です(笑)。そういう哲学が
込められているからこそ、いろいろ考えされた視聴者が
いたのだと思います。当時は視聴率が低迷し、評価も
低くて傷つきましたが、今思い出すと幸せな時間でした。
一部の人にとっては意味のあるドラマになっていたからです。

-今後キャステングしたい役者は?

韓国には比較的いい役者がそろっています。ヤン・ドンゴク
も感受性だけで言えば、世界の役者に負けないものがあると
思います。誰というより、自分の感情でウソのない演技を
してくれる人なら誰でもいいです。日本の役者の中でいう
なら広末涼子が好きです。

-今後制作予定のドラマは?

まだ検討中ですが、08年の上半期に50話の時代物をやる
可能性があります。韓国近現代史を背景にした家族の物語です。
このドラマはキャラクタ-よりも物語中心になると思います。
これまでキャラクタ-性の強いドラマが多かったので、
スト-リ-性の強いドラマを作りたくなりました(笑)。

「勝手にしやがれ」が”死”に向かうドラマなら
「アイルランド」は”生”に向かうドラマ。
若者の間で旋風を巻き起こしたイン・ジュオク作家
の第2弾「アイルランド」はかなり難解な物語だ。
「注釈の必要なドラマですよね(苦笑)」
そう監督も語るように、視聴率が思ったように伸びず
「アイルランド」以降はミニシリ-ズから降板させられた、
と笑う。しかし、先日まで中国に行っていたというキム
監督は、アジア市場を見据えていた。デビュ-作から、
日本の原作、中国の音楽などを、習合させる試みを
していた彼は、日本、そして中国市場を狙った
韓流コンテンツについて真剣に考えていた。
普遍的で意義のあるコンテンツ作りを目指し、
今日も彼は頭を悩ませている。

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アイルランドの時代の話など、ピンとこない方もいるかもしれないが、
 この監督の率直なインタビュー内容が、ウリビニにとっては、とても重要な
人生のターニングポイントとなった事が伺えると思います。
まだ、若かった頃の彼の演技に対する可能性を引き出してくれたし、
ビニが、与えられたチャンスをその時最大限、発揮してくれたから、
このインタビューがとても心地よい気持ちにしてくれるようです。。。

私にとっても、アイルが一番感慨深い作品なので、

そのように感じてしまうみたい。。

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コメント

こんばんはー みぃさん♪
今頃この記事にコメント入れるのもナンなんですが・・・
私事ながら、先週インフルで1週間仕事をお休みし、久しぶりに「アイルランド」を一気に見直したんです。
以前観た時には、ヒョンビン街道を突き進み始めた頃で・・グクがとにかく可哀想で、ジュンアやジェボクはそれなりに理解できたんですけど、シヨンは全然好きになれなくて何でグクが好きになるのかと憤慨してました。
今回・・・グクの寂しそうな耐えているような表情を見るとやはり可哀想で、でもジュンアやジェボクの気持ちもわかるようで、驚いた事にシヨンに対して拒否反応がなくなっていて。

観終わったら、以前読んだこの記事がまた読みたくなって。
ヒョンビン君このドラマに参加できて良かったんだな~って思いました。俳優として歩み始めたんだな~って。
もし予定通り、ジソブ氏とドンウォン氏が演じてたらもっと激しい雰囲気のドラマになってたんかなぁ?
ミンジュン・ヒョンビンコンビはこの組み合わせで良かったと思います、私。
また時間を経て見直したら、「アイル」の良さがもっと理解できるかな・・・

投稿: konoha | 2009年1月24日 (土) 00時51分

@_@; 実はみぃも風邪引いてしまって。。 今日、仕事休んで病院に行ったら、
ただの風邪だから大丈夫だと言われてしまってw

ただの風邪って・・・ ー_-? 

充分、はぁはぁしてて、辛いんですけどーーー!!(心の中で叫ぶみぃ)

今は、花より男子の7話を観てルイ(馬)をなでなでしてるジウを見てます。。。^^;

投稿: みぃ | 2009年1月27日 (火) 14時49分

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